研究発表をしました(精神疾患と認知機能研究会)

蝦名院生が東京で開催された第19回精神疾患と認知機能研究会で統合失調症関連の研究発表を行ないました。当教室メンバーからは19年(年1回)連続で研究発表を続けてきました。

蝦名昂大、松井三枝、稲田祐奈、中田翔太郎,樋口悠子,鈴木道雄:統合失調症の前頭葉性パーソナリテイ特徴に関する検討、第19回精神疾患と認知機能研究会、2019、11,9, 東京

国際シンポジウム開催

法人主導トップダウン研究課題「国際シンポジウム」を盛会に行うことができました。

日 時:2019年11月3日(日)13:00〜18:00
場 所:金沢大学サテライトプラザ3階集会室(金沢市西町三番丁16番地 金沢市西町教育研修館内)
内 容:シンポジウムポスター20191103E
・研究紹介
・特別講演(16:30~)

Connectome-based neurosurgery:how to map and preserve complex neurocognitive networks
Guillaume Herbet, Ph.D. (Department of Medicine, University of Montpellier)

 

サンクトペテルブルグ大学とのジョイントシンポ

10月15日にロシアのサンクトペテルブルグ大学の心理学の教授や大学院生総勢5名が金沢大学に来訪され、学内の心理学教員・大学院生・研究員とのジョイントシンポジウムが行われました。当教室から、稲田研究員、蝦名院生、佐藤院生がそれぞれ英語のポスター発表を行ないました。松井教授は他の心理学教員とともに、話題提供を行いました。学内の主に心理学関係者が一堂に会し、有意義な研究交流ができました。poster_psychology_Oct 15

公開シンポジウム「高次脳機能障害の実際と心理学の役割」を開催

2019年10月6日に東京大学駒場キャンパスにて行われ、盛会に終わりました。

主催
日本心理学会
日本心理学術会議 心理学・教育学委員会 健康・医療と心理学分科会
松井 三枝(金沢大学)・岩原 昭彦(京都女子大学)・平井 啓(大阪大学)
松井 三枝(金沢大学)
話題提供者
三村 將(慶應義塾大学) 高次脳機能障害の臨床
坂爪 一幸(早稲田大学) 高次脳機能障害とリハビリテーションと心理学
緑川 晶(中央大学) 神経心理学的アセスメントについて

学会発表(日本心理学会)

稲田研究員と佐藤院生がそれぞれポスター発表をいたしました。

  • 佐藤邦子、稲田祐奈,蝦名昂大,松井三枝:うつ傾向とレジリエンスの関係、日本心理学会第83回大会、2019, 9, 11-13, 大阪府茨木市(ポスター)
  • 稲田祐奈,蝦名昂大,佐藤邦子、松井三枝:現代日本人における余暇活動の実態、日本心理学会第83回大会、2019, 9, 11-13, 大阪府茨木市(ポスター)

松井教授がシンポジウム「融合社会脳研究ー自己の主体性を考える」で話題提供をしました。このシンポには180名程度の参加者がありました。

学会発表(日本光脳機能イメージング学会)

トップダウン研究の一つの予備的研究について、小野精神科医が発表されました。

小野靖樹、佐藤邦子、菊知充、松井三枝:精神疾患における前頭葉機能低下の関連要因:予備的検討、第22回日本光脳機能イメージング学会学術集会、2019, 7, 20、東京(フラッシュトーク付ポスター)

学会発表(認知神経科学会)

稲田研究員と蝦名院生がそれぞれ発表しました。下記が教室関連発表でした。

  • 蝦名昂大,松井三枝,稲田祐奈,佐藤邦子:大学生への認知トレーニング有用性の検討、第24回認知神経科学会学術集会、2019,7、13-14、東京(口演)
  • 稲田祐奈,蝦名昂大,佐藤邦子、樋口杏、松井三枝:. 現代日本人の余暇活動の実態調査~臨床余暇活動尺度作成のために~、2019,7、13-14、東京(口演)
  • 小久保奈緒美、齊藤勇二、横井優磨、丸尾和司、吉本定伸、鈴木健文、松井三枝、三村將、堀越勝: UX-TMTを用いた主観的認知機能を規定する行動指標探索の試み、2019,7、13-14、東京(口演)

 

 

公開シンポジウムのご案内(高次脳機能障害の実際と心理学の役割)

高次脳機能障害の実際と心理学の役割

本年度、日本心理学会と日本学術会議 心理学・教育学委員会 健康・医療と心理学分科会との共催の公開シンポジウムを企画しました。

参加希望の方は、サイト情報にしたがって、お申込みしていただけると幸いです。

脳卒中などの脳損傷に伴って,失語,失行,失認,記憶障害,注意障害などの認知行動障害,感情障害,人格変化など生じることが知られている。このような高次脳機能障害に伴う適正な評価や対応には,多職種が連携し,チームとして協力してゆく必要がある。超高齢社会となった現況において,ますますこの問題は大きく,心理学の専門家として果たす役割は大きいと思われる。本シンポジウムでは,高次脳機能障害における医療の現状を紹介していただき,心理学の役割について考えたい。

松井 三枝(金沢大学)・岩原 昭彦(京都女子大学)・平井 啓(大阪大学)

松井 三枝(金沢大学)・丹野 義彦(東京大学)

東京会場
三村 將(慶應義塾大学) 高次脳機能障害の臨床  /  坂爪 一幸(早稲田大学) 高次脳機能障害とリハビリテーションと心理学 / 緑川 晶(中央大学) 神経心理学的アセスメントについて

金沢会場
森 悦朗(大阪大学) 行動神経学と神経心理学 /  平林 一(鹿教湯病院) 高次脳機能障害における心理臨床の現状 /  小海 宏之(花園大学) 神経心理学的アセスメントについて

学会情報(日本統合失調症学会)

札幌で開催された第14回日本統合失調症学会(2019年4月19~20日)で認知リハの大御所であるロンドン精神医学・心理学・神経科学研究所の臨床心理学・リハビリテーション部教授のTil Wykes先生が招待講演をされました。素晴らしい講演であり、また、先生の名著「統合失調症の認知機能改善療法」は我々が翻訳し、認知リハの考え方を知るきっかけとなりましたので、感慨深く思われました。