高次脳機能障害の実際と心理学の役割
本年度、日本心理学会と日本学術会議 心理学・教育学委員会 健康・医療と心理学分科会との共催の公開シンポジウムを企画しました。
参加希望の方は、サイト情報にしたがって、お申込みしていただけると幸いです。
脳卒中などの脳損傷に伴って,失語,失行,失認,記憶障害,注意障害などの認知行動障害,感情障害,人格変化など生じることが知られている。このような高次脳機能障害に伴う適正な評価や対応には,多職種が連携し,チームとして協力してゆく必要がある。超高齢社会となった現況において,ますますこの問題は大きく,心理学の専門家として果たす役割は大きいと思われる。本シンポジウムでは,高次脳機能障害における医療の現状を紹介していただき,心理学の役割について考えたい。
松井 三枝(金沢大学)・岩原 昭彦(京都女子大学)・平井 啓(大阪大学)
松井 三枝(金沢大学)・丹野 義彦(東京大学)
東京会場
三村 將(慶應義塾大学) 高次脳機能障害の臨床 / 坂爪 一幸(早稲田大学) 高次脳機能障害とリハビリテーションと心理学 / 緑川 晶(中央大学) 神経心理学的アセスメントについて
金沢会場
森 悦朗(大阪大学) 行動神経学と神経心理学 / 平林 一(鹿教湯病院) 高次脳機能障害における心理臨床の現状 / 小海 宏之(花園大学) 神経心理学的アセスメントについて