2025年度第4回神経心理学部会研究会(2025/5/31)

2025年度第4回神経心理学部会研究会は日本認知心理学会第23回大会(京都大学吉田キャンパス、2025年5月31日―6月1日)内でのシンポジウムとして開催されました。
『自己』の多面性に対する脳研究からのアプローチ(神経心理部会共同企画)
開催日時 大会1日目(2025年5月31日 1600-18:00)
企画者
月浦 崇(京都大学)
司会
松井三枝(金沢大学)・永井知代子(帝京平成大学)
登壇者
梅田聡(慶應義塾大学)・北田亮(神戸大学) ・杉浦元亮(東北大学) ・月浦崇(京都大学)
概要
我々は、過去から現在まで一貫した「自己」(アイデンティティ)を有しており、周囲の大きな変化によっても「自己」を失うことなく日々の生活を送ることができる。その一方で、就職や結婚などのさまざまなライフステージの変化では、環境に応じて「自己」を変容させることで、新たな環境においても適応的に「自己」を位置づけることができる。本シンポジウムでは、このような適応的な「自己」の基盤となる神経メカニズムについて、身体、記憶、感情、社会的認知の多様な側面の脳研究からのアプローチを紹介ことで、適応的な「自己」の多面性の基盤となる脳メカニズムについて議論する。