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学術活動

日本学術会議 心理学・教育学委員会 第25期脳と意識分科会

設置目的:意識(心)と脳のかかわりの科学的解明は21世紀のサイエンスの目標である。意識と脳は、心理学、哲学、医学、情報学、ロボット工学など日本学術会議の第1,2,3部の先端研究分野と密接につながる学際融合的なテーマである。
本分科会は、これまで脳と社会的意識のかかわりを自他の協調、共感や競合を調整し、健全な社会性を育む「社会脳social brain」と呼ぶ融合的な新学術領域にまで深め、近未来のスマート社会がもたらす諸問題が社会脳に及ぼす影響に新たな光を当てきた。社会脳が、自他の相互理解を通して、どのように社会適応を促し、また不適応を導くのかについて心理学、脳科学や情報学から検討してきた。
分科会では、社会脳を神経心理学、神経(行動)経済学、神経倫理学、神経法学、神経美学、神経哲学、臨床医学や発達障害学などの諸側面からとらえ、提言「融合社会脳研究の創生と展開」(2017)を刊行した。文系理系が交差する新たな学問分野を開拓し、その拠点として「融合社会脳研究センター」を創設することを目指している。学術会議の重点大型研究計画マスタープラン2020でもこの構想が採択された。

審議事項:脳と意識にかかわる先端研究を俯瞰し、新たな学問としての融合社会脳の発展へ向けて、その新学問領域の創生発展に向けて議論を深めると同時に、研究成果の社会還元を目指す「融合的社会脳研究センター」創設について審議する。

日本学術会議 心理学・教育学委員会 第25期健康・医療と心理学分科会

設置目的:健康と医療は、心身両面にかかわる課題であり、健康の維持と増進,疾病の予防と治療、高度先進医療適用に伴う患者・家族へのインフォームド・コンセント、発達障害支援、ヘルスケアシステム,健康政策の構築などに対して、心理学の専門知識が求められている。しかし、心理学と医学の交流や連携はこれまで必ずしも十分ではなかった。本分科会では、これらの課題について、心理学と医学の連携を深め、さらに関連領域の知見もふまえながら総合的に検討していく。

審議事項:医学・医療と心理学の連携の在り方や健康・医療と心理学にかかわる諸問題を審議する。

日本学術会議 心理学・教育学委員会 第25期公認心理師の専門性と社会貢献検討分科会

設置目的:国家資格である公認心理師については、制度が始まったばかりで、専門性や社会貢献について検討が十分ではなく、今後の改善が要望されている。そこで、本分科会は、公認心理師の専門性、社会貢献などについて、今後のあり方について検討し提言をおこなうことを目的とする。
検討する課題は、公認心理師の専門性を担保する制度、公認心理師の社会貢献を高める方略などである。
心理学関係者を中心として、公認心理師の活動の主要5分野(医療・教育・産業・司法・福祉)から広く委員を募り、心理学以外の分野から広く意見を聞くことにしたい。

審議事項:1)公認心理師の専門性を担保する制度について(卒後研修や実習指導者養成など)
2)公認心理師の社会貢献を高める方略について(職域拡大や待遇改善、社会に対する公認心理師の理解を深めるなど)

日本学術会議 臨床医学委員会 第25期脳とこころ分科会

設置目的:認知症、うつ病、発達障害など脳とこころの疾患患者の増加が社会問題化しており、その病態解明や治療・予防法の開発は国家的課題である。とりわけ2020年以来のCOVID-19拡大は、我が国を含む全世界のメンタルヘルス危機をもたらしている。一方近年の脳科学を含む諸科学の進展はめざましく、その成果を社会実装し、国民の脳とこころの健康を増進することが期待されている。以上を踏まえた本分科会は、脳神経内科、脳神経外科、小児神経科、精神科などの臨床医に加え、基礎脳科学、人文科学、行動科学、計算科学の研究者など、脳とこころの臨床及び研究に携わる会員又は連携会員で構成し、4の内容を審議する。

審議事項:1.コロナ禍のメンタルヘルス危機対応2.AI活用等の異分野連携 3.若手研究者育成、の審議に関すること

日本認知心理学会 神経心理学部会

日本認知心理学会の研究部会です.認知機能とその神経基盤に関する研究や,認知機能の障害(高次脳機能障害)に関する研究を対象とし,有益な情報を提供することを目的としています.
*設立メンバー (順不同)
部会長:松井三枝(金沢大学)
事務局:永井知代子(帝京平成大学)
梅田聡(慶應義塾大学)
熊田孝恒(京都大学)
月浦崇(京都大学)
長谷川千洋(神戸学院大学)
松本絵理子(神戸大学)
渡辺めぐみ(常磐大学)
川越敏和(東海大学)
米田英嗣(青山学院大学)
山田千晴(早稲田大学)*事務局補佐
仁木千晴(東京女子医科大学)*事務局補佐

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