蝦名院生が2017年11月11日に東京で開催された第17回精神疾患と認知機能研究会で下記の研究発表(口演)をしました。
蝦名昂大, 松井三枝, 稲田祐奈, 中田翔太郎, 門本笑花, 樋口悠子, 鈴木道雄:統合失調症患者における認知機能の主観評価と客観評価

専門分野:臨床神経心理学、認知神経科学
蝦名院生が2017年11月11日に東京で開催された第17回精神疾患と認知機能研究会で下記の研究発表(口演)をしました。
蝦名昂大, 松井三枝, 稲田祐奈, 中田翔太郎, 門本笑花, 樋口悠子, 鈴木道雄:統合失調症患者における認知機能の主観評価と客観評価
富山大学大学院生の蝦名昂大君が、平成29年11月1日から金沢大学大学院人間社会環境研究科(松井研究室所属)の特別研究学生となりました。これは、下記の規則(抜粋)にもとづくものです。
金沢大学大学院学則
(特別研究学生)
第44条 他の大学の大学院の学生で、研究科において研究指導を受けようとするものがあるときは、当該大学院と協議の上、特別学生として研究指導を受けることを許可することがある。
第45条 2 特別聴講学生及び特別研究学生に係る検定料および入学料は、徴収しない。
富山大学和漢医薬学総合研究所神経機能学分野 東田千尋教授との共同研究が雑誌Nutrients(IF=3.550, 2016; 5-year IF=4.187, 2016)に受理されました。研究の内容は、山芋エキス(ジオスゲニン)摂取が認知機能に影響を及ぼすかどうかの検討になります。
Toda C, Yang X, Matsui M, Inada Y, Kadomoto E, Nakada S, Watari H, Shibahara N: Diosgenin-rich yam extract enhances cognitive function: a placebo-controlled, randomized, double-blind, crossover study of healthy adults. Nutrients, 9(10), 1160; doi:10.3390/nu9101160, 2017.
当臨床認知科学(神経心理学・医療心理学・臨床心理学)研究室での修士大学院希望者はこちらで応募できます。(募集要項)
第1期募集日程は下記です。なお、第2期募集は2018年1月に予定されています。
説明会 平成29年10月17日12:00-12:50 人間社会第1講義棟2階 202講義室
| 出願期間 | 平成29年11月2日(木)~11月9日(木) |
| 試験 | 平成29年12月2日(土) |

蝦名院生ははじめての学会発表で頑張りました! また、下記シンポジウム2つで話題提供をしました。いずれも思いのほか聴衆が多く、質問もいろいろあり、よい討論ができました。
http://www.med.kanazawa-u.ac.jp/postgraduate/index.html
| 事項 | 日程 |
| 出願資格認定申請期間 | 平成29年9月29日(金)17:00まで |
| 出願期間 | 平成29年10月23日(月)~10月27日(金)17:00まで |
| 試験 | 平成29年11月17日(金) |
| 合格者発表 | 平成29年12月1日(金) 16:00 |
Sakai T, Komaki Y, Hata J, Okahara J, Okahara N, Inoue T, Mikami A, Matsui M, Oishi K, Sasaki E, Okano H: Elucidation of developmental patterns of marmoset corpus callosum through a comparative MRI in marmosets, chimpanzees, and humans. Neuroscience Research, 122, 25-34, 2017.
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0168010217301025
マーモセット、チンパンジー、ヒトの脳梁の発達を比較
家族で養育を行う霊長類は乳児期から子ども期にかけて神経の成熟が著しい
脳梁は左右の大脳半球を結ぶ最大の神経線維の束白質路であり、感覚、運動、認知などの多様な神経機能と関連しています。金沢大学国際基幹教育院の松井三枝臨床認知科学教授らはヒトの脳梁発達研究を行ってきました。この度、酒井朋子 ジョンズ・ホプキンス大学海外特別研究員を中心とする慶應義塾大学、ジョンズ・ホプキンス大学、中部学院大学の霊長類研究者と共同で研究グループをくみ、世界で初めてマーモセットの脳梁を真横から見た断面積がどのように発達していくのか、その過程を明らかにしました。調査の結果、マーモセットでも、チンパンジーやヒトと同様に、乳児期に脳梁の断面積は急速な成長を見せ、その後ゆっくりと変化することがわかりました。一方で、母親以外の家族も子育てに参加するマーモセットとヒトは、養育期に母親と子どもの密接な関係が続くチンパンジーと大きく異なりました。マーモセットとヒトでは、チンパンジーよりも、乳児期後半から子ども期にかけて、脳梁の断面積が大きく増加することが明らかとなりました。特に、マーモセットの脳梁の断面積は大きく成長することがわかりました。これらの脳梁の発達の違いは、人類進化に伴う養育や社会行動の進化的変化と関連していることが示唆されました。論文は2017年9月1日、Neuroscience Research誌に掲載されました。