学内認知科学セミナー(2021.7.26)

日時:7/26(月)17:30―

場所:人間社会1号館1F会議室

話題提供者名: 蝦名 昂大 (院生)

所属:医薬保健学総合研究科,臨床認知科学教室

タイトル:前頭葉腫瘍患者のワーキングメモリに対する仕事の複雑性の影響
概要:脳腫瘍摘出手術後の前頭葉腫瘍患者を対象に,ワーキングメモリに対する認知予備力の影響を検討している。現在,認知予備力として患者の職業経験(仕事の複雑性)に焦点を当てた研究を行っており,セミナー当日は,前頭葉腫瘍患者における仕事の複雑性とワーキングメモリの関連を検討した結果について報告する。

日本学術会議公開シンポジウム2(2021.6.27) 終了

脳とこころから見たWith/Postコロナ時代のニューノーマルの課題と展望「シンポジウム2:コロナ禍における脳科学と人工知能」が終了しました。

総合司会 松井三枝

Webinar管理:林(高木)朗子
13:30 開会の挨拶と趣旨説明
山脇 成人(日本学術会議連携会員、脳とこころ分科会委員長、広島大学特任教授)
13:40 会長メッセージ
梶田 隆章(日本学術会議会長、東京大学卓越教授)
13:50 第二部部長挨拶
武田 洋幸(日本学術会議会員第二部部長、東京大学副学長)
14:00 講演
演題1 新型コロナ感染による中枢神経症状と病態
下畑 享良(日本神経学会理事、岐阜大学教授)
演題2 新型コロナ感染による炎症は脳をどう変えるか?
古屋敷 智之(日本学術会議連携会員、神戸大学教授)
演題3 新型コロナ感染における神経病理の重要性-現状と課題-
吉田 眞理(日本学術会議連携会員、愛知医科大学特任教授)
演題4 コロナ禍の精神不安に対処する計算神経科学
川人 光男(日本学術会議第二部会員、ATR脳情報通信総合研究所所長)
16:30 質疑・総合討論  司会 松井三枝
指定発言者
服部 尚(朝日新聞医療部記者)
高橋 良輔(日本学術会議連携会員、京都大学教授)
16:45 閉会の挨拶
戸田 達史(日本学術会議会員、東京大学教授)

日本学術会議公開シンポジウム1(2021.6.20) 終了

脳とこころから見たWith/Postコロナ時代のニューノーマルの課題と展望「シンポジウム1:コロナ禍とメンタルヘルス・教育・保健医療」が無事終了しました。多数の方にお聴きいただき、ありがとうございました。なお、6月27日に「シンポジウム2:コロナ禍における脳科学と人工知能」の開催予定となっています。

特別講演(2021.6.12)

松井三枝:認知機能改善療法の現状とこれから、特別講演、第8回北海道精神科認知リハ研究会、2021年6月12日、LIVE配信講演会

著書「認知症に心理学ができることー医療とケアを向上させるために」(共編著)の出版

岩原昭彦、松井三枝、平井啓(編)「認知症に心理学ができることー医療とケアを向上させるために」、誠信書房、2021年6月、ISBN9784414311259

目次
編者まえがき
第I部 認知症の診断や治療における心理学的貢献
 第1章 認知症医療における心理学の重要性──神経心理学的視点と心理的サポート
 第2章 認知症における心理職の役割──心理的アセスメントを中心に
 第3章 認知症医療に心理学が果たしてきた役割──過去・現在・未来を考える
第II部 認知症患者の支援に対する心理学的貢献
 第4章 認知症の人の意思決定サポート
 第5章 語られないことから認知症の人々を理解する
 第6章 認知症ケアにおいて大切なこと──老年心理学からのアプローチ
第III部 認知症の保健・医療分野での心理学的貢献
 第7章 認知症の早期発見と早期介入──新しい認知症予防の考え方
 第8章 認知症の人と共生する社会の構築
 第9章 医療心理学に長けた人材の育成
執筆者
岩原昭彦【編者まえがき、第7章】
池田 学【第1章】
松井三枝【第2章】
八田武志【第3章】
加藤佑佳【第4章】
成本 迅【第4章】
緑川 晶【第5章】
佐藤眞一【第6章】
大庭 輝【第8章】
平井 啓【第9章】

研究報告会(2021.5.27)

富山県立大との共同研究について報告会にて発表いたしました。

環境変化にともなうメンタルヘルスと認知予備力の検討、男女参画共同研究支援制度報告会、2021年5月27日、金沢(オンライン開催)