精神疾患や神経疾患に対する神経心理学的研究や脳画像研究および臨床心理学・認知心理学・臨床神経心理学・医療心理学に関連した臨床研究およびそのための認知心理学的研究を行なっています。すなわち、乳児から高齢者までそれぞれの年齢に応じた臨床心理学ないし神経心理学の手法を用い、臨床診断やさまざまな治療的および予防的介入に関する臨床研究を行います。また、人間の脳と記憶・知覚・思考・言語・人格との関連,脳および認知機能と発達・性差・加齢との関連について、認知心理学、神経心理学、認知科学による基礎的研究を行ないます。キーワードは前頭葉機能・記憶・社会認知で、以下の具体的な支柱をおき、臨床に根差した臨床神経心理学的研究ならびに臨床に役立つことを目指した認知神経科学といった基礎研究を行っています。
- 高次脳機能障害における神経心理学的研究
- 神経精神疾患の認知機能改善と神経可塑性への解明
- 脳機能・認知機能の生涯発達
当研究室では、人間の認知のメカニズムや脳と心の関係を明らかにすることに関心ある心理学等の大学院生(修士課程と博士課程)や研究員を随時歓迎しています。
さらに、希望があれば、大学附属病院と提携し、大学院生、研修生などに対して、高次脳機能障害や各種精神神経疾患へのアプローチを主体とした臨床研修や教育も随時行ない、神経心理学・臨床心理学・医療心理学に関する専門性を培うことを目指しています。