「病気のひとのこころー医療のなかでの心理学」という本が出版されました

日本心理学会のシンポジウムでの内容が母体となった一般向けの本です。

松井三枝・井村修(編)日本心理学会(監修)、「病気のひとのこころー医療のなかでの心理学」、誠信書房、2018.1、ISBN978-4414311204

内容説明
「患者のこころのありよう」はその抱える疾患や重症度によってさまざまであり、それぞれの特徴を理解したきめ細やかなアプローチが求められる。本書では身体疾患から精神疾患まで幅広くとりあげ、医療現場にある心理職の活動にも言及しながら、患者のこころを理解するヒントと基礎知識を提供する。
目次
編者はじめに
第1章 痛みをもつこころと援助
第2章 透析患者のこころの理解
第3章 筋ジストロフィーの人のこころと援助
第4章 エイズになることとその援助
第5章 がんの人のこころとその援助
第6章 がんの治療を受ける子どもをいかに支えるか
第7章 周産期医療とこころの支援――妊娠・出産・赤ちゃんの育ちをめぐって
第8章 認知症者の脳とこころ――神経心理学的アプローチ
第9章 脳にダメージを受けた方たちのこころとその支援
第10章 精神の病と脳のはたらき――統合失調症を中心に
編者おわりに

執筆者
松井三枝【編者はじめに、第10章】
有村達之【第1章】
服巻 豊【第2章】
井村 修【第3章、編者おわりに】
井村弘子【第4章】
小池眞規子【第5章】
佐藤聡美【第6章】
橋本洋子【第7章】
小森憲治郎【第8章】
山口加代子【第9章】